スポンサーリンク
- 世界各国のパンに興味がある方
- パン作りに励んでいる方
世界各国には、その国特有の美味しいパンがたくさんあります。
今回は、フランスのバゲット、イタリアのフォカッチャなど、各国を代表するパンをご紹介します。
旅気分を味わいながら、おうちで異国のパン作りに挑戦してみませんか?
フランスのバゲット🇫🇷
概要と歴史
バゲットはフランスを代表する細長いパンで、外はパリパリ、中はふんわりとした食感が特徴です。フランスの朝食には欠かせない存在で、バターやジャムと一緒に食べると格別です。
作り方のポイント
- 小麦粉、塩、水、イーストというシンプルな材料で作られます。
- 長時間の発酵が必要ですが、その分風味が豊かになります。
- 焼き上がりのカリッとしたクラストを出すために、オーブンの中に水を入れて蒸気を発生させます。
フランスのバゲットのレシピ
材料
- 強力粉(パン用小麦粉):500g
- 水:350ml
- ドライイースト:10g
- 塩:10g
作り方
- 材料を計量する
- 強力粉、水、ドライイースト、塩を正確に計量します。
- イーストを溶かす
- 温かい水(約40度)にドライイーストを入れて混ぜ、約5分間置いて発酵を促します。
- 生地をこねる
- ボウルに強力粉と塩を入れ、イースト水を加えます。
- 手で混ぜ合わせ、生地がまとまってきたら、ボウルから取り出して台の上でこねます。約10分間、滑らかで弾力のある生地になるまでこね続けます。
- 一次発酵
- 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけて温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで発酵させます。
- 成形
- 発酵が終わった生地を取り出し、ガス抜きをします。
- 生地を3等分に分け、それぞれを長い棒状に成形します。長さは約30cmくらいが目安です。
- 二次発酵
- 成形した生地をクッキングシートを敷いた天板に並べます。
- 濡れ布巾をかけて再び温かい場所で約30分発酵させます。
- クープ(切れ目)を入れる
- 二次発酵が終わった生地の表面に、鋭いナイフで斜めに3〜4本の切れ目を入れます。これが「クープ」と呼ばれるもので、焼き上がりの見た目と食感に影響を与えます。
- オーブンの準備
- オーブンを250度に予熱します。
- 天板の底に水を入れ、蒸気を発生させる準備をします。これにより、バゲットの外側がパリッと仕上がります。
- 焼く
- 予熱が完了したオーブンにバゲットを入れ、最初の10分間は250度で焼きます。その後、温度を220度に下げてさらに10〜15分焼きます。焼き色がつき、表面がカリッとしたら出来上がりです。
- 冷ます
- 焼き上がったバゲットをオーブンから取り出し、網の上で冷まします。粗熱が取れたら、切り分けてお召し上がりください。
コツとポイント
- 発酵時間を守る:発酵が十分に行われると、生地がふんわりと仕上がります。
特に一次発酵は温かい場所でしっかりと時間をかけましょう。 - 蒸気を使う:オーブンに蒸気を入れることで、バゲットの外側がパリッと焼き上がります。
専用のスプレーボトルで水を吹きかけるのも効果的です。 - クープの入れ方:クープは深すぎず、浅すぎず、適度な深さに入れるのがポイントです。
鋭いナイフやカミソリの刃を使うときれいに入ります。
イタリアのフォカッチャ🇮🇹
概要と歴史
フォカッチャはイタリアの平たいパンで、オリーブオイルをたっぷり使って作ります。ローズマリーやオリーブ、トマトなどをトッピングして焼くことが多く、風味豊かなパンです。
作り方のポイント
- 生地にオリーブオイルをたっぷりと塗ることで、外はサクサク、中はしっとりとした食感になります。
- トッピングはお好みでアレンジが可能。シンプルな塩味やハーブ、野菜を乗せると美味しいです。
イタリアのフォカッチャのレシピ
材料
- 強力粉(パン用小麦粉):500g
- 水:300ml
- ドライイースト:7g
- 塩:10g
- オリーブオイル:50ml
- 砂糖:10g
トッピング(お好みで)
- ローズマリー:適量
- オリーブ:適量
- チェリートマト:適量
- 粗塩:適量
作り方
- 材料を計量する
- 強力粉、水、ドライイースト、塩、オリーブオイル、砂糖を正確に計量します。
- イーストを溶かす
- 温かい水(約40度)にドライイーストと砂糖を入れて混ぜ、約5分間置いて発酵を促します。
- 生地をこねる
- ボウルに強力粉と塩を入れ、イースト水を加えます。
- オリーブオイルも加えて、手で混ぜ合わせます。生地がまとまってきたら、台の上で約10分間こねます。滑らかで弾力のある生地に仕上げます。
- 一次発酵
- 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけて温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで発酵させます。
- 成形
- 発酵が終わった生地を取り出し、ガス抜きをします。
- オーブン用の天板にオリーブオイルを塗り、生地を広げます。指で生地にくぼみを作りながら広げていきます。
- 二次発酵
- 天板に広げた生地に濡れ布巾をかけ、再び温かい場所で約30分発酵させます。
- トッピング
- 二次発酵が終わった生地に、お好みのトッピングをのせます。ローズマリーやオリーブ、チェリートマトなどが人気です。
- 最後に粗塩をふりかけ、オリーブオイルを全体にたっぷりと回しかけます。
- オーブンの準備
- オーブンを220度に予熱します。
- 焼く
- 予熱が完了したオーブンにフォカッチャを入れ、約20〜25分焼きます。焼き色がつき、表面がカリッとしたら出来上がりです。
- 冷ます
- 焼き上がったフォカッチャをオーブンから取り出し、網の上で冷まします。粗熱が取れたら、切り分けてお召し上がりください。
コツとポイント
- オリーブオイルをたっぷり使う:生地にオリーブオイルをたっぷりと塗ることで、外はサクサク、中はしっとりとした食感になります。
- 発酵時間を守る:発酵が十分に行われると、生地がふんわりと仕上がります。特に二次発酵はしっかりと時間をかけましょう。
- トッピングのアレンジ:お好みでハーブや野菜をトッピングすることで、バリエーション豊かなフォカッチャが楽しめます。
ドイツのプレッツェル
概要と歴史
プレッツェルはドイツの代表的なパンで、その独特の形と塩味が特徴です。ビールのお供にぴったりのパンで、表面のパリッとした食感が魅力です。
作り方のポイント
- 生地を茹でることで独特の風味と食感を生み出します。
- 表面に粗塩をまぶして焼くことで、塩味とカリッとした食感が楽しめます。
ドイツのプレッツェルのレシピ
材料
- 強力粉(パン用小麦粉):500g
- 水:250ml
- ドライイースト:7g
- 塩:10g
- 砂糖:15g
- バター:40g
沸かし液
- 水:1リットル
- 重曹:50g
トッピング
- 粗塩:適量
作り方
- 材料を計量する
- 強力粉、水、ドライイースト、塩、砂糖、バターを正確に計量します。
- イーストを溶かす
- 温かい水(約40度)にドライイーストと砂糖を入れて混ぜ、約5分間置いて発酵を促します。
- 生地をこねる
- ボウルに強力粉と塩を入れ、イースト水を加えます。
- バターも加えて手で混ぜ合わせます。生地がまとまってきたら、台の上で約10分間こねます。滑らかで弾力のある生地に仕上げます。
- 一次発酵
- 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけて温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで発酵させます。
- 成形
- 発酵が終わった生地を取り出し、ガス抜きをします。
- 生地を8等分に分け、それぞれを長さ約50cmの細長い棒状に成形します。
- それぞれの生地をプレッツェルの形に成形します(U字型にしてから端を交差させ、中心に押し込む)。
- 二次発酵
- 成形したプレッツェルをクッキングシートを敷いた天板に並べ、濡れ布巾をかけて約20分間発酵させます。
- 沸かし液の準備
- 鍋に水1リットルを入れて沸騰させ、重曹を加えて沸かし液を作ります。
- プレッツェルを茹でる
- 沸騰した重曹液に発酵したプレッツェルを片面約30秒ずつ茹でます。茹でたプレッツェルを再び天板に戻します。
- トッピング
- プレッツェルの表面に粗塩を振りかけます。
- オーブンの準備
- オーブンを220度に予熱します。
- 焼く
- 予熱が完了したオーブンにプレッツェルを入れ、約15〜20分焼きます。焼き色がつき、表面がカリッとしたら出来上がりです。
- 冷ます
- 焼き上がったプレッツェルをオーブンから取り出し、網の上で冷まします。粗熱が取れたら、お召し上がりください。
コツとポイント
- 重曹液で茹でる:この工程はプレッツェルの外側の独特な食感と風味を生み出すために重要です。重曹を入れることで、焼き上がりがパリッと仕上がります。
- 発酵時間を守る:発酵が十分に行われると、生地がふんわりと仕上がります。一次発酵も二次発酵も時間をしっかりとかけましょう。
- 形を整える:プレッツェルの形は見た目も楽しむ要素の一つです。丁寧に成形しましょう。
メキシコのボリージョ🇲🇽
概要と歴史
ボリージョはメキシコの代表的なパンで、小ぶりで楕円形をしています。サンドウィッチやタコスに使われることが多く、外はパリッと中はふんわりとした食感が特徴です。
作り方のポイント
- シンプルな材料で作られるため、初心者でも挑戦しやすいです。
- オーブンで高温で焼き上げることで、外はカリッとしたクラストに仕上がります。
メキシコのボリーヨのレシピ
材料
- 強力粉(パン用小麦粉):500g
- 水:300ml
- ドライイースト:10g
- 砂糖:15g
- 塩:10g
- 植物油:30ml
作り方
- 材料を計量する
- 強力粉、水、ドライイースト、砂糖、塩、植物油を正確に計量します。
- イーストを溶かす
- 温かい水(約40度)にドライイーストと砂糖を入れて混ぜ、約5分間置いて発酵を促します。
- 生地をこねる
- ボウルに強力粉と塩を入れ、イースト水と植物油を加えます。
- 手で混ぜ合わせ、生地がまとまってきたら、台の上で約10分間こねます。滑らかで弾力のある生地に仕上がります。
- 一次発酵
- 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけて温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで発酵させます。
- 成形
- 発酵が終わった生地を取り出し、ガス抜きをします。
- 生地を8等分に分け、それぞれを小さな楕円形に成形します。
- 二次発酵
- 成形した生地をクッキングシートを敷いた天板に並べ、濡れ布巾をかけて再び温かい場所で約30分発酵させます。
- クープ(切れ目)を入れる
- 二次発酵が終わった生地の表面に、鋭いナイフで縦に1本の切れ目を入れます。これが「クープ」と呼ばれるもので、焼き上がりの見た目と食感に影響を与えます。
- オーブンの準備
- オーブンを220度に予熱します。
- 焼く
- 予熱が完了したオーブンにボリーヨを入れ、約15〜20分焼きます。焼き色がつき、表面がカリッとしたら出来上がりです。
- 冷ます
- 焼き上がったボリーヨをオーブンから取り出し、網の上で冷まします。粗熱が取れたら、お召し上がりください。
コツとポイント
- 発酵時間を守る:発酵が十分に行われると、生地がふんわりと仕上がります。特に一次発酵は温かい場所でしっかりと時間をかけましょう。
- クープの入れ方:クープは深すぎず、浅すぎず、適度な深さに入れるのがポイントです。鋭いナイフやカミソリの刃を使うときれいに入ります。
- 高温で焼く:オーブンをしっかりと予熱し、高温で焼くことで外側がカリッと仕上がります。
日本のあんパン🇯🇵
概要と歴史
あんパンは日本の代表的なパンで、甘いあんこを包んで焼き上げたパンです。明治時代に考案され、日本人に愛され続けているパンの一つです。
つぶあんとこしあんの2種類があります。
作り方のポイント
- しっとりとした生地に、甘いあんこをたっぷり包みます。
- 焼き上がりにけしの実やごまをトッピングすると、風味が豊かになります。
日本のあんパンのレシピ
材料
生地
- 強力粉(パン用小麦粉):250g
- 薄力粉:50g
- ドライイースト:5g
- 砂糖:40g
- 塩:5g
- 卵:1個
- 牛乳:140ml
- バター:40g
あんこ
- こしあんまたはつぶあん:300g
トッピング
- 卵黄(ツヤ出し用):1個分
- ゴマ:適量(お好みで)
作り方
- 材料を計量する
- 強力粉、薄力粉、ドライイースト、砂糖、塩、卵、牛乳、バター、あんこを正確に計量します。
- イーストを溶かす
- 温かい牛乳(約40度)にドライイーストと砂糖を入れて混ぜ、約5分間置いて発酵を促します。
- 生地をこねる
- ボウルに強力粉と薄力粉、塩を入れ、イースト入りの牛乳、卵を加えます。
- 手で混ぜ合わせ、生地がまとまってきたら、台の上でバターを少しずつ加えながら約10分間こねます。滑らかで弾力のある生地に仕上げます。
- 一次発酵
- 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけて温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで発酵させます。
- 成形
- 発酵が終わった生地を取り出し、ガス抜きをします。
- 生地を8等分に分け、それぞれを丸く成形します。
- 各生地の中央にあんこを置き、生地で包みます。しっかりと閉じ目をつまんで密封します。
- 二次発酵
- 成形したあんパンをクッキングシートを敷いた天板に並べ、濡れ布巾をかけて温かい場所で約30分発酵させます。
- ツヤ出し
- 二次発酵が終わったら、表面に卵黄を塗ります。お好みでゴマをトッピングします。
- オーブンの準備
- オーブンを180度に予熱します。
- 焼く
- 予熱が完了したオーブンにあんパンを入れ、約15〜20分焼きます。焼き色がつき、表面がカリッとしたら出来上がりです。
- 冷ます
- 焼き上がったあんパンをオーブンから取り出し、網の上で冷まします。粗熱が取れたら、お召し上がりください。
コツとポイント
- あんこの量を調整する:あんこを包むときに量を調整して、包みやすいようにしましょう。あまり多く入れると、包みにくくなることがあります。
- 発酵時間を守る:発酵が十分に行われると、生地がふんわりと仕上がります。特に一次発酵は温かい場所でしっかりと時間をかけましょう。
- 卵黄を塗る:卵黄を塗ることで、焼き上がりのあんパンにツヤが出て見た目が美しくなります。
インドのナン🇮🇳
概要と歴史
ナンはインドの伝統的なパンで、カレーと一緒に食べることが多いです。タンドールという特殊な窯で焼くことで、外はパリッと中はふんわりとした食感が生まれます。
作り方のポイント
- ヨーグルトを使うことで、しっとりとした生地になります。
- 家庭ではフライパンやオーブンで焼くことも可能です。バターやガーリックを塗って楽しむのもおすすめです。
インドのナンのレシピ
材料
- 強力粉(パン用小麦粉):300g
- ドライイースト:5g
- 砂糖:10g
- 塩:5g
- ベーキングパウダー:5g
- プレーンヨーグルト:100ml
- 牛乳:100ml
- 溶かしバター:30g
- サラダ油:大さじ1
作り方
- 材料を計量する
- 強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、ベーキングパウダー、プレーンヨーグルト、牛乳、溶かしバター、サラダ油を正確に計量します。
- イーストを溶かす
- 温かい牛乳(約40度)にドライイーストと砂糖を入れて混ぜ、約5分間置いて発酵を促します。
- 生地をこねる
- ボウルに強力粉、塩、ベーキングパウダーを入れて混ぜます。
- 中央にくぼみを作り、ヨーグルト、溶かしバター、サラダ油、発酵させたイースト牛乳を加えます。
- 手で混ぜ合わせ、生地がまとまってきたら、台の上で約10分間こねます。滑らかで弾力のある生地に仕上げます。
- 一次発酵
- 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけて温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで発酵させます。
- 成形
- 発酵が終わった生地を取り出し、ガス抜きをします。
- 生地を8等分に分け、それぞれを楕円形に成形します。厚さは約5mm程度が目安です。
- オーブンの準備
- オーブンを250度に予熱します。ピザストーンを使用する場合は、予熱の際にオーブンに入れておきます。
- 焼く
- 予熱が完了したオーブンで、ナンを1枚ずつ焼きます。両面に焼き色がつき、ふっくらと膨らんだら出来上がりです。焼き時間は片面約2〜3分です。
- 冷ます
- 焼き上がったナンをオーブンから取り出し、バターを塗ってお召し上がりください。粗熱が取れたら、カレーやサラダと一緒に楽しみましょう。
コツとポイント
- 高温で焼く:ナンは高温で短時間で焼くことで、外側がパリッと、中がふんわりと仕上がります。
- 発酵時間を守る:発酵が十分に行われると、生地がふんわりと仕上がります。特に一次発酵は温かい場所でしっかりと時間をかけましょう。
- ヨーグルトを使用する:ヨーグルトを使用することで、生地が柔らかく、風味が豊かになります。
ギリシャのピタ
概要と歴史
ピタはギリシャの平たいパンで、中にポケットができるのが特徴です。サンドイッチやケバブの皮として利用されることが多いです。
作り方のポイント
- 高温で短時間焼くことで、内側にポケットができます。
- チキンや野菜を詰めたり、ディップと一緒に楽しむのもおすすめです。
ギリシャのピタのレシピ
材料
- 強力粉(パン用小麦粉):500g
- ドライイースト:10g
- 砂糖:10g
- 塩:10g
- オリーブオイル:30ml
- 水:300ml
作り方
- 材料を計量する
- 強力粉、水、ドライイースト、砂糖、塩、オリーブオイルを正確に計量します。
- イーストを溶かす
- 温かい水(約40度)にドライイーストと砂糖を入れて混ぜ、約5分間置いて発酵を促します。
- 生地をこねる
- ボウルに強力粉と塩を入れて混ぜ、イースト水とオリーブオイルを加えます。
- 手で混ぜ合わせ、生地がまとまってきたら、台の上で約10分間こねます。滑らかで弾力のある生地に仕上げます。
- 一次発酵
- 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけて温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで発酵させます。
- 成形
- 発酵が終わった生地を取り出し、ガス抜きをします。
- 生地を8等分に分け、それぞれを丸く成形します。
- 各生地を厚さ約5mmの円形に伸ばします。
- 二次発酵
- 成形した生地をクッキングシートを敷いた天板に並べ、濡れ布巾をかけて約30分発酵させます。
- オーブンの準備
- オーブンを250度に予熱します。
- 焼く
- 予熱が完了したオーブンで、ピタを1枚ずつ焼きます。片面約3〜5分ずつ焼き、両面に焼き色がつき、ふっくらと膨らんだら出来上がりです。
- 冷ます
- 焼き上がったピタをオーブンから取り出し、網の上で冷まします。粗熱が取れたら、切り開いて具材を詰めたり、そのままお召し上がりください。
コツとポイント
- 高温で焼く:ピタは高温で短時間で焼くことで、外側がパリッとし、内側がふんわりと仕上がります。
- 発酵時間を守る:発酵が十分に行われると、生地がふんわりと仕上がります。特に一次発酵は温かい場所でしっかりと時間をかけましょう。
- 均等な厚さに伸ばす:生地を均等な厚さに伸ばすことで、焼きムラを防ぎ、均一に膨らむピタが作れます。
トルコのシミット🇹🇷
概要と歴史
シミットはトルコの代表的なパンで、ゴマをまぶしたリング状のパンです。朝食や軽食として人気があります。
作り方のポイント
- 生地にモラセスシロップを塗ってからゴマをまぶすことで、独特の風味と食感が生まれます。
- 焼き上がりは外がカリカリ、中がふんわりとします。
トルコのシミットのレシピ
材料
生地
- 強力粉(パン用小麦粉):500g
- ドライイースト:7g
- 砂糖:15g
- 塩:10g
- 牛乳:200ml
- 水:100ml
- オリーブオイル:50ml
ディップ
- 水:100ml
- モラセス(糖蜜):50g
トッピング
- 白ごま:適量
作り方
- 材料を計量する
- 強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、牛乳、水、オリーブオイル、モラセス、水、白ごまを正確に計量します。
- イーストを溶かす
- 温かい水(約40度)にドライイーストと砂糖を入れて混ぜ、約5分間置いて発酵を促します。
- 生地をこねる
- ボウルに強力粉と塩を入れ、イースト水、牛乳、オリーブオイルを加えます。
- 手で混ぜ合わせ、生地がまとまってきたら、台の上で約10分間こねます。滑らかで弾力のある生地に仕上げます。
- 一次発酵
- 生地をボウルに戻し、濡れ布巾をかけて温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで発酵させます。
- 成形
- 発酵が終わった生地を取り出し、ガス抜きをします。
- 生地を12等分に分け、それぞれを長さ約50cmの細長い棒状に成形します。
- 2本ずつをねじり合わせて輪に成形し、しっかりと端をつなげます。
- ディップの準備
- 別のボウルに水とモラセスを混ぜてディップ液を作ります。
- ディップとトッピング
- 成形したシミットをディップ液にくぐらせ、表面に白ごまをたっぷりとまぶします。
- 二次発酵
- トッピングしたシミットをクッキングシートを敷いた天板に並べ、濡れ布巾をかけて約20分発酵させます。
- オーブンの準備
- オーブンを220度に予熱します。
- 焼く
- 予熱が完了したオーブンで、シミットを約15〜20分焼きます。焼き色がつき、香ばしい香りが立ち上ったら出来上がりです。
- 冷ます
- 焼き上がったシミットをオーブンから取り出し、網の上で冷まします。粗熱が取れたら、お召し上がりください。
コツとポイント
- モラセスの使用:モラセスはシミットの独特な甘みと色を出すために重要です。手に入りにくい場合は、代わりに蜂蜜やメープルシロップを使用することもできますが、風味が異なることに注意してください。
- 発酵時間を守る:発酵が十分に行われると、生地がふんわりと仕上がります。特に一次発酵は温かい場所でしっかりと時間をかけましょう。
- しっかりと成形する:成形の際にしっかりと端をつなげて輪を作ることで、焼き上がりが美しくなります。
ロシアの黒パン(ボロジンスキー)
概要と歴史
ロシアの黒パン、特にボロジンスキーはライ麦を使った濃厚な風味のパンです。伝統的なロシア料理と一緒に食べることが多いです。
作り方のポイント
- ライ麦粉と蜂蜜、スパイス(コリアンダーなど)を使うことで、独特の風味が生まれます。
- 発酵には時間がかかりますが、その分風味が豊かになります。
ロシアの黒パン(ボロジンスキー)のレシピ
材料
- ライ麦粉:500g
- 強力粉(パン用小麦粉):250g
- ドライイースト:10g
- 砂糖:15g
- 塩:10g
- 水:350ml
- 黒ビール:200ml
- 黒糖:50g
- ココアパウダー:15g
- クミンシード:小さじ1
- ウコンパウダー(オプション):小さじ1
作り方
- 材料を準備する
- ライ麦粉、強力粉、ドライイースト、砂糖、塩、水、黒ビール、黒糖、ココアパウダー、クミンシード、ウコンパウダーを用意します。
- ドライイーストを溶かす
- 温かい水(約40度)にドライイーストを入れ、砂糖を加えてよく混ぜます。イーストを活性化させるため、約5分間放置します。
- 液体材料を混ぜる
- 別のボウルに、温めた黒ビール、黒糖、ココアパウダー、クミンシード、ウコンパウダー(お好みで)を入れ、よく混ぜます。
- 生地を作る
- ライ麦粉と強力粉を大きなボウルに入れ、中央にイースト水と黒ビールの混合液を注ぎます。
- 木製のスプーンで混ぜながら、徐々に液体と粉を組み合わせます。
- こねる
- 生地がまとまってきたら、台の上に取り出してこねます。しっかりとした生地ができるまで約10分間こねます。
- 発酵させる
- 生地をボウルに戻し、ふんわりとした布で覆って温かい場所で約1時間発酵させます。生地が2倍の大きさになるまで待ちます。
- 成形する
- 発酵が終わったら、生地を取り出して空気を抜きます。長方形のパン型に生地を入れ、表面をならし、また発酵させます。約30分間待ちます。
- オーブンを予熱する
- オーブンを200度に予熱します。
- 焼く
- 予熱が完了したら、パンをオーブンに入れて約30〜40分焼きます。焼き上がりを確認し、表面が焦げないように注意してください。
- 冷ます
- 焼き上がったら、ボロジンスキーをパン型から取り出し、網の上で十分に冷まします。
- 保存する
- 完全に冷めたら、パンをラップで包んで冷暗所に保存します。冷蔵庫に入れるとより長持ちします。
コツとポイント
- 黒ビールの選び方:濃い味わいの黒ビールを選ぶと、パンに深いコクが出ます。
- 発酵の時間を守る:十分な発酵時間を確保することで、パンの風味や食感が向上します。
- 焼き加減に注意する:焼きすぎるとパンが乾燥してしまうので、焼き時間を調整して焼き加減に気をつけましょう。
ブラジルのポン・デ・ケージョ🇧🇷
概要と歴史
ポン・デ・ケージョはブラジルのチーズパンで、タピオカ粉を使ったもちもちとした食感が特徴です。朝食やおやつにぴったりの一品です。
作り方のポイント
- タピオカ粉とチーズをたっぷり使うことで、もちもちとした食感になります。
- 小さく丸めて焼くことで、一口サイズの食べやすいパンができます。
ブラジルのポン・デ・ケージョのレシピ
材料
- タピオカ粉:250g
- 牛乳:240ml
- 水:60ml
- サラダ油:80ml
- 塩:小さじ1
- パルメザンチーズ(または他の好みのチーズ):100g
- 卵:1個
作り方
- オーブンを予熱する
- オーブンを180度に予熱します。
- 材料を準備する
- タピオカ粉、牛乳、水、サラダ油、塩、パルメザンチーズ、卵を用意します。
- 生地を作る
- 牛乳と水を鍋に入れて火にかけ、沸騰させます。
- 沸騰したら、火を止めてタピオカ粉を加え、よく混ぜます。滑らかな生地ができるまで混ぜます。
- 冷ます
- 生地が少し冷めたら、サラダ油を加えて混ぜ、さらに冷まします。
- チーズを加える
- 生地が少し冷めたら、卵を割り入れ、パルメザンチーズも加えてよく混ぜます。
- 成形する
- 生地を適当な大きさに分け、丸めます。手で小さなボール状に成形します。
- 焼く
- 生地を焼き網に並べ、180度のオーブンで約20〜25分焼きます。表面がきつね色になり、ふっくらと膨らんだら焼き上がりです。
- 冷ます
- オーブンから取り出したら、ポン・デ・ケージョを網の上で冷まします。焼きたてのふわふわ感をお楽しみください。
コツとポイント
- 生地の混ぜ方:タピオカ粉を加えるときは、一気に入れずに少しずつ加えながら混ぜると、均一な生地ができます。
- 焼き加減に注意する:オーブンの性能によって焼き時間が異なる場合がありますので、焼き始めから焼き色を見ながら調整しましょう。
- お好みのチーズを選ぶ:パルメザンチーズ以外にも、モッツァレラチーズやチェダーチーズなど、お好みのチーズを使用することができます。
まとめ
いかがでしたか?世界各国には、それぞれ独自の魅力を持つパンがたくさんあります。
フランスのバゲット、イタリアのフォカッチャ、ドイツのプレッツェル、メキシコのボリーヨ、日本のあんパン、インドのナン、ギリシャのピタ、トルコのシミット、ロシアの黒パン、ブラジルのポン・デ・ケージョなど、実はおうちでも手軽に作れるレシピばかりです。
ぜひ、異国の味を楽しみながらパン作りに挑戦してみてください。
これからも、美味しいパン作りの情報をお届けしていきますので、どうぞお楽しみに!